【至高の社会人百合~その3~】『明るい記憶喪失』を読む
皆さんお待ちかね〝至高の社会人百合〟の時間がやって参りました。首を長くして待ちすぎて背骨から引っこ抜けちゃった人がいたらごめんなさい。悪気はありません。(過去の社会人百合特集は一番下にあります)
さて、今日紹介しますのはこの作品。
『明るい記憶喪失』
著者は奥たまむし先生、連載誌は月刊コミックキューン(KADOKAWA・メディアファクトリー刊)です。
↓↓↓作品紹介
記憶喪失によりここ数年の記憶がなくなってしまったアリサ。そんな彼女の恋人のマリは突然のことに戸惑うが、当の本人は記憶喪失の悩みなんてどこ吹く風。付き合っていた間の記憶がなくても、あらたに経験する恋人同士のアレコレがむしろ新鮮で興奮の毎日を送るのだった…!?ひたすら明るい記憶喪失コメディ!
(KADOKAWA公式HPより引用)
■とにかく明るいやすm……記憶喪失!!
「安心してください、履いてますよ」でお馴染みの、某芸人さんではありません……この作品、本当に明るいんです。記憶喪失をしているのはアリサという人物なのですが、彼女は、記憶を失う前から付き合っていた恋人・マリに、病院のベッドで再び出会った瞬間、恋に〝堕ちなおす〟というベタ惚れっぷり。
他の作品で、記憶喪失のキャラならば『ジョジョリオン』(荒木飛呂彦著:ウルトラジャンプ/集英社)の東方定助や、『ツバサ-CHRoNiCLE-』(CLAMP著:週刊少年マガジン)のサクラ姫がすぐ思い浮かびますが、この2作品はどちらかと言えばシリアスなお話ですよね。そういった作品で刷り込まれた“記憶喪失”のイメージを引きずったまま、この『明るい記憶喪失』を読みにかかるとイタいを目を見ます。もちろんいい意味で!!
■著者・奥たまむし先生について
奥たまむし先生といえば、押しも押されぬ〝百合〟の大家。以前は『ハートオブtheガール』(まんがタイムKR/芳文社)を描かれていました。連載を抱えられている今でも、twitterやpixivなどでも精力的にイラストや漫画をアップされています。それによって、私たちは毎日の生きる気力をいただいていると言っても過言ではありませんね。
■最後に
『明るい記憶喪失』は、単純に〝百合〟を読みたい人にも、コメディとしての〝百合〟を見たい人も、恋人同士の心臓を握りつぶすような甘いやり取りを見たい人にもおススメ出来る作品です。現在、コミックス既刊1巻が発売中。興味を持たれた方は読んでみては如何でしょう。
肥後ばいそん
↓↓↓今日紹介した作品
明るい記憶喪失 1<明るい記憶喪失> (MFC キューンシリーズ)
- 作者: 奥たまむし
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2017/02/27
- メディア: Kindle版
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