【web漫画日和:コミックリュエル編】『マドンナはガラスケースの中』を読む
先日『小林さんちのメイドラゴン』を視聴していて、小学生の運動会に感銘を受けたので一瞬だけ学校の先生になろうかと思いましたが、机の上にいる『ラブライブ!』の星空凛ちゃんの笑顔を見ていると冷静になることが出来たので辞めておきます。
――星空凛は救い。
さて、今日紹介しますのはこの作品。
『マドンナはガラスケースの中』
著者はスガワラエスコ先生。実業之日本社が運営するwebコミックサイト・COMICリュエルにて連載されていましたが、現在は完結しています。
↓↓↓作品紹介
爬虫類専門のペットショップに勤務する山本裕也(32歳)。彼は【オフィディシズム】といって爬虫類を性的対象とする特殊な性癖の持ち主だった。おかげで女性経験ゼロではあるが、本人はいたって幸せな日々。だが、ヤモリを飼いたいという美少女の来店で、何かが変わりはじめていく…!?
(COMICリュエルより引用)
■マドンナ?ガラスケース?
ガラスケース、と聞いて皆さんは最初に何を連想するでしょうか。この作品でいうところのガラスケースとは〝飼育箱〟のこと。そして、飼育されているのは爬虫類なんです。『マドンナはガラスケースの中』では、爬虫類を性の対象にしてしまう「オフィディシズム」の32歳が主人公……設定からかなりトばしてますね。しかも、ヒロインの百合は12歳!! これは危険なニオイがしますね。フェチの濃ゆいニオイがよぉ~~~ッ!
それもそのはず。この作品、元は著者のスガワラエスコ先生が同人誌としてコミティアで頒布された作品が、COMICリュエルにて再スタートした作品なのです。だからこそ、納得できるこの濃度。こうなると元の同人誌も欲しくなってくる不思議。まだ買えるのかしら?
他に爬虫類を扱った作品としては『つるつるとざらざらの間』(月子著/アフタヌーンKC:講談社)や、『秘密のレプタイルズ』(鯨川リョウ著/裏サンデー:小学館)などがありますが、この『マドンナはガラスケースの中』に関して言えるのは、かなり飼育描写がガチであるということ。私は爬虫類を飼育したことがないのでアレなのですが、他の2作品に比べてかなり力が入っているので、見どころの一つになっています。
生コオロギはえぐい!
■著者のスガワラエスコ先生について
スガワラ先生ですが、現在は連載はされておりません。昨年のヤンマガ3rdに読み切りを掲載されて以来、商業誌からは遠ざかっていらっしゃいますがpixivでは精力的に活動されており、漫画等もアップしていらっしゃいます。スガワラ先生が描かれる女性は本当に美人なんです。切れ長の目が本当に素敵。
■最後に
さて、冒頭で「ガラスケースは飼育箱」と申しましたが……この作品では、ガラスケースは他にも様々な意味を持ちます。居場所?境界?心の壁?あなたの目にはどう映るでしょうか。32歳と12歳の、爬虫類から始まるボーイ・ミーツ・ガール。読んでみては如何でしょうか。
肥後ばいそん
↓↓↓今日紹介した作品
↓↓↓外部リンク
(スガワラエスコ先生本人HP)