内水融の新作はパニックホラー!『マシラ-殺戮の村-』で殺人猿が大暴れ!
内水融先生を皆さんはご存知でしょうか。
かつて少年ジャンプでカインやアスクレピオスを連載していた漫画家先生で、FORESTという盗賊と少女の読み切りが漫画読みに大層知られている方です。
スリーアウトになったためか、今では秋田書店系列に活躍の場を移されており、サイコスリラーであるコールドケースや狂気を孕んだサエイズム等を発表されています。
そんな内水先生の最新作・マシラの単行本が先日発売となりました。
内容は、未だに根強い人気を誇るモンスターパニックもので、殺人猿に襲われる田舎の物語になります。
頭が良すぎる殺人猿に襲われるという点では以前紹介したモンキーピークと同じですが、人間サイドに関しては対照的で、こちらは少年誌らしく(REDが少年誌なのかはさておき)ティーンエイジャーがメインキャラクターを努めます。
それらのキャラクターも非常に少年漫画テイストの濃いキャラ揃いで、今後それぞれがどう活躍するのかが非常に楽しみですね。
ネタバレ回避のために詳細は語りませんが、特にヒロインがオンリーワンすぎてヤバイ存在でしたね。
完全にサエイズムのときのキレがあるキャラクターメイキングであり、ジャンプのときしか内水先生を知らないと驚くかもしれません。
今までありそうでなかった斬新な個性を持つヒロインに、彼女とのエピソードがあまりにも「そうきたかあ」な親友枠など、変化球が綺麗に決まっている今作。
今作こそ長生きしてほしいものの、この手のパニックホラーは短い巻数でスッキリ終わる方がいい気もするので非常にジレンマですね……
いずれにせよ、非常に面白いので、モンスターパニックものが好きな方なんかは是非読んでみてくださいね!