Studio A.D.S.

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【今日のひとすすり】鳥浜、らーめんあだむすですする

懐かしい味。

というのは誰にでもある。それは学生の頃良く通っていた定食屋の生姜焼き定食だったり、母が作ってくれた卵焼きの味だったりする。

ふとした瞬間に思い出すその味は、多分、今後地球が何周しても変わらないモノだろう。

そんな、懐かしい味を思い出させてくれる店が横浜の工業地帯、鳥浜にあった。それがこの店らーめんあだむすだ。

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どうだろう?この外観が既にノスタルジーを醸し出しているでは無いだろうか?看板の店名がネオン管で縁取りされている店など、今となっては新宿の歌舞伎町2丁目でも探すのが難しい。しかも、それがラーメン屋ともなれば尚更だろう。

よし、店に入ろう。店内は喫茶店の居抜きをそのまま使ったかのようなレイアウト。広々とした店内にテーブルとカウンターが見える。

お昼時ともなれば、この辺りで働く人々でごった返すのかオマケの部屋なんてのも見える。魚が泳ぐ水槽。用途不明のスポットライト。80年代にタイムスリップしたかのような感覚をラーメン屋で味わうことになるとは思いもしなかった。

しかし、オーダーは今風に購入した食券がそのまま厨房に伝わるようで、私が食券機のラーメンのボタンを押した時には既に厨房は慌ただしたかった。水はセルフ。こういう所も、それっぽい。

オーダーして数分。食券の番号を呼ばれ、机に運んだ麺姿がコレだ。

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麺を上げてみよう。

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いい具合の細麺だ。スープは見ての通り、透明感に溢れている。啜ってみると、不思議な感覚に襲われた。濃くもない、薄くもない。

そう、懐かしいのだ。ダシは手羽だろうか?スルスルと喉を通っていく。正に、スープだ。細麺との相性も抜群で、すぐに飲み干してしまえそうなほどにウマい。焦がしネギがアクセントとなり、一心不乱に麺を啜らせてくれる。

横の調味料を見てみよう。

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ニンニクだ。

だが、普通のニンニクとは一味違う。おわかりだろうか?これは、醤油につけ込まれたニンニクなのだ。

コレを一すくいスープに入れよう。劇的に味が変わる。2次元が3次元に変わった時、我々に大きな感動を呼んだ。このスープも例外ではない。まるで、別次元のスープへと変貌を遂げるのだ。気が付けばスープまで完飲してしまっていた。

どうだろうか?個人差はあるだろうが、懐かしい味。というのは各々あるはずである。それをこんな辺鄙な場所にあるラーメンに思い出させられるなど思いもしなかった。

ここ鳥浜は観光地、金沢シーパラダイスの通り道にある店舗だ。夏本番。レジャーがてら、らーめんあだむすのラーメンで、懐かしい味を思い出してみるのも良いかもしれない。

らーめんあだむす
tel:045-774-1833
住所:神奈川県横浜市金沢区鳥浜町16-6 鳥浜振興会館 1F
営業時間:11:00~19:00 ランチ営業、夜10時以降入店可、日曜営業
定休:火曜日

 肥後ばいそん