【MTG初心者が行く!~その3~】そうだ、デッキ、組もう
さて、前回前々回と何やら偉そうなこと言っていたが目を通してくれただろうか?
それを踏まえて今回はデッキを組むのに必要な予備知識をお伝えしようと思う。尚、このシリーズは完璧に『初心者』向けなのでその点は注意してほしいし、筆者自身も『初心者』なので……多少の粗相には目を瞑ってほしい所だ。
↓↓↓前回、前々回記事
パックの購入を我慢し、シングルカードを適正な値段で購入できるショップを見つけ出したアナタは、もう後は簡単な知識だけでデッキを組むことが出来る。ただ、MTGにおける〝デッキ〟についてのことを何も知らなければ、それは〝デッキ〟ではなくただの〝紙束〟だ。そうならないためにいくつか簡単な基礎知識を並べていこうと思う。
■フォーマットを知ること
MTGには『フォーマット』と呼ばれるデッキ構築に関する取り決めがある。これは公式でもキチンと表記がなされている。基本的なものは以下の通りだ。
6.1 デッキ構築上の制限
構築のデッキは、60枚以上のカードで構成されなければならない。デッキに含まれるカードの枚数に上限はない。サイドボードを使う場合、15枚以下でなければならない特殊タイプとして基本を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、1人のプレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。
特定のフォーマットにおいて使えるカードは、そのフォーマットで使用できるセットのカードと、それと同名のカードだけである。Masterpiece Seriesのカードは、同名のカードがそのフォーマットに含まれる場合にのみ使用できる。
特定のフォーマットにおいて禁止されているカードは、そのフォーマットのデッキでは使用できない。特定のフォーマットにおいて制限されているカードは、デッキとサイドボードをあわせて1枚しか入れてはならない。
はい、ちゃんと読み飛ばしてくれたかな?要するに、こういうことだ。
1・デッキは60枚以上。サイドボードは15枚以下。
2・「基本」という特殊タイプを持っているカード以外は、同じデッキに4枚まで。
3・フォーマットが違っても名前が一緒のカードなら使える。(フォーマットで使用できるセットに則る)
4・禁止カードは使えない。制限カードは1枚だけ。
本当にざっくりと噛み砕いてしまえば上記のようになる。ここから更に『フォーマット』ごとに細かく取り決めがなされている――と、いう訳だ。
ただし、本記事は『フォーマット』の一つである『スタンダード』に照準を絞って解説していく。何故か?それは、そこから先は私が教えられることはなにもないからだ。
■『スタンダード』フォーマット?
ここからは、『スタンダード』について解説していく。「スタン」と略して呼ばれることの多いこのフォーマットは、大きく言えば最新のセットに収録されたカードを使ってデッキを構築するフォーマットだ。そのため新規参入がしやすく、プレイ人口も多い。最も多くの公認イベントに採用されているMTGの入門フォーマットとも言えるだろう。
ただし、スタンダードでデッキを構築する上で忘れてはいけないのが〝ローテーション〟だ。最新のセットに収録されたカードを使って……と、わざわざ書いたのだが、スタンダードには使えるカードのセットが周期的に入れ替わる制度がある。それがローテーションだ。なので、スタンダードでは同じセットのカードをずっと使えるわけでは無いのを覚えておこう。
■いざ、デッキ構築
さて、デッキの基本原則もフォーマットについても粗方頭に入ったのなら、いよいよデッキ構築だ。しかし、これは100%言えるが、初心者が一からデッキを組むのは不可能だ。断言できる。
MTGには初心者用に既に構築されたデッキが公式から発売されているので、それを使うえばいいじゃないかという声もあるだろう。実際、他の多くのブログではそちらの購入を進めているが、私はそうは思わない。ハッキリ言おう――お金の無駄だ。
どれだけカジュアルな店舗のイベントに出てみても、構築済みデッキを使用している人間はいないし、そもそもデッキのパワーが違いすぎる。どれだけカジュアルな店舗のイベントであろうと、だ。そこに貴重な軍資金の一部を差し出すのは、全くもってもったいない。
軍資金が火を噴くのは、ここからなのだから。
ならばどうするのか?これまでの記事を読んでくれた、勘のいい読者なら既にお分かりだろう。答えは簡単だ。マネをするのだ。世界には既に構築され、活躍しているデッキたちのリストがゴロゴロしている。その中から、使ってみたいデッキをコピーしてしまうのが、一番の近道かつ最適解だと私は思う。
こんなことを言うのは、これに関しても私がミスを犯したクチだからだ。「霊気紛争」の構築済みデッキを購入したのはいいが、3日と経たずに使わなくなった。未だに後悔中の出来事で、悲しい事件だった。
■もう、何も怖くない
さぁ、通販サイトを開く準備はOK?一番安価でシングルカードを販売しているサイトを見つけてレッツ通販だ。ちなみに、関東圏に住んでいる方で一度是非脚を運んで欲しいのは『バトロコ 高田馬場店』だ。ここは通販こそしていないものの、店頭で購入できるシングルカードの値段はとても安い。詳しく語ることはしないが、それこそ目玉が飛び出るほどだ。
ちなみに、通販で個人的に安いともうサイトは『アメニティードリーム』と『ゲームショップとど』の二つだ。todo.ocnk.net
ではまた次回。
肥後ばいそん