Studio A.D.S.

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【MTG初心者が行く!~その2~】カードに触れてみよう

 さて、前回の記事で『まず何をするべきか?』について書かせて貰った。
 今回は、遂に実際にカードに触れるため一歩外に出てみよう。

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 ■カードはどこにある?

 カードに触れることが出来る場所は、多分2つしかない。カードショップに行く、もしくは既にカードを持っている友人を頼るか――の、どちらかだ。もし、アナタの周りにカードゲームに詳しくて、カードの資産も豊富に持っている友人がいるのなら、それはとてもラッキーなことだ。ルールだって教えてくれるし、お願いすればカードだってレンタルしてくれるかもしれない。

 だが、ほとんどの場合でそういう訳にもいかないだろう。なので、まずはカードショップを検索してみよう。これはGoogleでもYahoo!でも大して差はないから安心してほしい(出来る限り近場が好ましいことは付け加えておこう)

 そうすれば、いくつものカードショップの名前が検索にヒットするはずだ。『イエローサブマリン』『アメニティードリーム』『フルコンプ』『カードキングダム』『カードラボ』など、カタカナの名前がいくつも出てくるとは思うが……まず脚を運ぶのは最寄りで構わない。何故か?最初にも言ったが、今回はカードに触れることが目的だからだ。何かを購入したりするのはもう少し後。

↓↓↓店舗HPリンク

HOBBYBASE イエローサブマリン

トレーディングカードゲーム専門店 アメニティードリーム

 ちなみに私が初めて脚を運んだのは、横浜にあるカードショップ『MINT横浜店』だった。ここは、スポーツカードを主軸に扱っている店舗。野球やバスケットボールの往年のスタープレイヤーのカードは、見ているだけでもアツいものがある。(ちなみにここはアイドルのカードも豊富に取り扱っている)

■そこは宝の山だ

 そして、どこに行くか決めて店の場所を確認したら実際にショップへ行ってみよう。
そこには未知の世界が広がっている。ショーウインドウに陳列されたカードや、「ストレージ」と呼ばれる、様々なカードがMTGの色ごとに分けられブチこまれているボックス。並ぶカードのパックに、様々なサプライ……恐らく、財布に潤沢な軍資金を放り込んできているアナタは、財布の紐を緩めたくてうずうずしているはずだ。

「最新弾のパック、1つくらい買ってもいいよね……」と。

マジック:ザ・ギャザリング アモンケット ブースター 英語版 36パック入りBOX

 しかし、これは間違いだ。即刻、財布をバッグにしまい直して欲しい。正直に言おう、ビギナーが――例え、それが最新弾のパックであろうと購入する必要性はない(全くではないが)一例を挙げてみよう。

 アナタは前回の記事を読んで、カードリストに穴が開くほど読み込んだとする。そして、《死の権威、リリアナ》を使った黒のデッキを作りプレイしてみたくなった。収録エキスパンションは『アモンケット』。《死の権威、リリアナ》は確かに、ただただ強いプレインズウォーカー・カードな上、ルックスもグンバツというクールな一枚だ。

マジック:ザ・ギャザリング 死の権威、リリアナ(神話レア) アモンケット(AKH)

 だが、アナタは重要なことを一つ忘れている。『アモンケット』に収録されているカードの種類は【264種類】だということを。今、潤沢な軍資金にモノを言わせて『アモンケット』のパックを1つ買ったとする。一体その時の《死の権威、リリアナ》をピンポイントにピック出来る確率は何%だろうか?

 もちろん、それが0%だとは言わないし、アナタが働かなくても暮らしていけるような恵まれた星の元に生まれた人物であるのなら、私は止めはしないが、むしろアナタがそういう星の元に生まれた人間である確率の方が天文学的な数字のはずだ。

 何故ここまで言うのか?と聞かれると、私が失敗したクチだからだ。パックを丸々1BOX購入できるような投資は出来ない、とりあえずまだ組みたいデッキも見つけきれてない……そういう状況で、あろうことかパックをチョコチョコと買っていた。気が付くと、これまでにパックに費やした金額が、デッキをシングルカードで買い揃えて組める値段になっていた――という、二の轍を皆さんには踏んで欲しくはないのだ。

■戦略的撤退の必要性

 さて、パックの購入を諦めたアナタは、ショーケースとストレージに入っているカードを眺め始める。そこで目に入ったのは先ほど話題に上がった《死の権威、リリアナ》だ。しかし、値段はどうだろうか?恐らく、それは1000円を超えているはずだ。そこで、先ほどパックに涙を呑んだあなたは、次にこう考える――

 「パックを買わなかったんだから、シングルで《死の権威、リリアナ》を買ってしまおう」

 度々申し訳ないが、これも待って欲しい。この方法も全く得策ではない。確かに、パックを買ってピンポイントにピックするよりは確実でかなり現実的な方法であることは間違いないが、賢い買い物とは言えない。

 最初にカードショップを検索した時のことを思い出して欲しい。検索ワードに引っかかっただけで、世界には一体いくつカードショップがあっただろうか?MTGに限らず、トレーディングカードというものは、店舗ごとで相場がまるで違う場合がある。アナタがここで《死の権威、リリアナ》を1000円で購入したとして、別の店舗で900円で売られているのを見つけてしまったら、どうだろう?間違いなく、後悔するはずだ。

MTG 金(多色) 日本語版 絶望の天使 GPT-101 レア

 これも、私の経験談だ。決して妄想やら憶測の類ではない。エキスパンション『カラデシュ』に収録されている《奔流の機械巨人》を4枚購入した時、私が一枚に出した金額は2800円だった。だが、ある時見つけた他のショップでは2300円で販売されていた。この時ばかりは目の前が真っ暗になった。

 先ほどから、お金に関することばかり書いているがこれは決して些細なことではない。カードゲームを続けるということは、それだけ投資も膨らむということだ。全く同じモノを手に入れるのに、わざわざ高い金額を出す必要は全くない。だって、その差額でアナタは他のカードを購入できたかも知れないし、家族と美味しい夕食を食べることが出来たかもしれないからだ。

 さて、今回私が言いたいことは伝わっただろうか?好きなカードも決めた、使いたいデッキも大体浮かんだ。ならば、MTGを長く続けるためにも、カードの金額にも敏感になろう!ということだ。次回は遂に、デッキを組む所まで行くことが出来れば、と思う。

 

肥後ばいそん