Studio A.D.S.

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今は亡きDMMソシャゲ『万引きGメン 悪い娘にはお仕置きです!』を振り返る!!

最近通勤電車の中で必ず3人はソシャゲに励む人を見かけるようになりましたね。

どうも、椎名ロビンです。

昨今は音ゲータイプのソシャゲがブームのようですが、まだまだDMMのソーシャルゲームも負けてません。

知名度抜群で未だに根強い人気を誇る艦隊これくしょんや、ユーザーの意見がきちっと反映されアップデートの度に改良が加えられていくためかR-18ランキングでも全年齢ランキングでもベスト10に君臨し続ける千年戦争アイギスなど、まだまだ衰える所を知りません。

 

それに、DMMは今でもバンバン新作ゲームをリリースしています。

即死するゲームも少なくないのですが、しかしこれだけたくさんのゲームが新たに作られ、そして年単位で続くゲームがそれなりに存在することから、DMMゲームにも未だ一定の需要があることが窺えます。

 

今日は、そんなDMMゲームの中でも頭一つくらい飛び抜けて狂っていた至高のゲーム『万引きGメン 悪い娘にはお仕置きです!!』について振り返りたいと思います。

振り返る、という表現なのは、このゲームが既にサービスを終了しているからなのです。

サービス終了日は、2016年5月25日――

そう、今回の記事は、万引きGメン 悪い娘にはお仕置きです!!(以下、名前長すぎるので『万引きゲー』と略すことにします)の一周忌記事なのです!

そんなこんなで、如何に生前の万引きゲーが凄かったのか、振り返ってみたいと思います。

 

 

【ここがスゲェよ!万引きゲー!その① ゲームシステムが所々狂ってる】

 万引きゲーの普通に凄い点として、量産型カードバトルゲームではないということが挙げられます。

未だにDMMゲームでは根強く残っている怪盗ロワイヤルシステムのゲームではなくコンビニ経営シミュレーションゲームとしてリリースされました。

そのコンビニ経営部分に関しても、カード揃えて淡々とスタミナを消費するタイプでなく、きちんと複数ある商品棚に商品をセットしたり、店内を清掃したりとリアルタイムで画面と向かい合いポチポチする、本格的なゲームでした。

雑誌棚やジュース棚等、棚によって商品の種類があり、商品ごとに利益額が異なっているだけでなく、来店するヒロインの好みもバラバラ(好みの商品があると来店しやすい)であるため、何を陳列するのか考える楽しみがある本格コンビニ経営シミュレーションゲームという、面白くなる要素しかないゲームシステムだったんですよね。

 

まあ、最終的にはトランプの利益率が高すぎてひたすらトランプを陳列して放置して完売したらトランプだけを陳列し直すゲームになっちゃったんですけどね……

 

凝ったシステムのせいか、とにかく画面が重いし、定期的にメッセージウインドウが左上に見切れるような形でワープしたりと、「うーん……」な所も目立ってしまっていました。

その結果、利率の良いトランプだけを陳列しておいて、あとは放置し完売の度に繰り返すのがベストな立ち回りになってしまったのです……(監視カメラで女の子を撮る時は別でしたけども)

勿論そんな状態では、プレイヤーの心は離れていってしまうでしょう。

そこでテコ入れとして、釣りが出来るようになりました。

 

……何言ってんだと首を捻った方もいるかもしれませんし、誤字か何かかと思ってしまった方もいるでしょう。

なのでもう一度言います。

コンビニ経営シミュレーションゲームで、釣りが出来るようになりました。

なんでコンビニ経営シミュレーションゲームで釣りやねんと思うかもしれません。

というか、僕は思ったし、普通は思います。

運営曰く「コンビニの入っているショッピングモールに釣り堀が出来た!ここで売上金を稼ごう!」とのことでしたが、どう頑張って納得しようとしてもコンビニ経営と釣りは結びつかないのである。

何なら釣った魚を並べるとかでもなんでもなく、本当にただただ釣りをして魚を換金して利益を得ているだけですからね。

完全な副業であって、もうコンビニ経営じゃないじゃねーか!!

 

ちなみにその魚釣りゲームのシステムもなかなかにアレで、「今だ!」みたいな表記が出たらクリックするだけというハイパーシンプルでゲーム性もクソもないものでした。

その割にめっちゃ重たいっていう。

しかも利益もしょっぱいうえに、クソほど釣らないとイベントが発生せず、それを作中で自虐メタネタにされる始末。

ここまでだと単にどうしようもない新機能追加の範疇なんですけど、万引きゲーが凄いのはここからなんですよ。

 

まず上記のしょっぱさ改善のためか、釣り10倍デー釣り12倍デーといったイベントが毎月開催されました。

その名の通り、釣りの利益が10倍や12倍になるのです。

勿論最初は単純に売上金が×10になるのだろうと思っていましたし、せいぜいサイズに応じて金額が変わるのでサイズが10倍になるのだろうと思ってました。

蓋を開けてみたら、一振りで12匹の同じ魚がワッサーーーーー釣れました。

何を言ってるのか理解しづらいと思うのですが、とにかく「ワッサーーーーー」としか言えない勢いで、同じ魚が12匹釣れるんですよ、釣り12倍デー。

タイミングよくクリックすると水面から魚が引き上げられるんですが、その場面はちゃんとアニメ映像みたいに無駄に動くんですね。

で、その無駄な動きで12匹が絶え間なくワッサーーーーー。

しかも「釣りをアップデートしました!」と言うからプレイしたら、釣られた魚が回転しながら釣り上がるという無駄なアップデートがされており、結果として残像のように12匹の魚が重なりながらクルクル回転し釣り上がるという、小中学生がコンピューター室でお絵かき系アプリのスタンプ使って遊んだ後の図みたいなことになってました。

そーいうことばっかしてるから重たいんだよ!!

 

まあ、経営部分と釣り部分(コンビニ経営シミュレーションゲームで「釣り部分」ってホントなんやねんではある)はそんな感じなのですが、もう一つ、大事なシステムがあります。

そう、これはエッチな18禁ゲームです。

監視カメラを設置して、万引き少女を脅迫して犯すというのがある意味メインのシステムなのです。

 

そのメインシステムは非常にシンプル。

アイテムの監視カメラを任意の棚に仕掛けて、カメラのバッテリーが切れるまでの時間にその棚で女の子が万引きしていれば写真が撮れます。

この時上手く証拠を撮れていればイベントシーンが始まって、まあ早い話レッツレイプエンジョイセックスとなるわけです。

勿論撮影に失敗することもあり、誰もその棚で万引きしなかったケースや、万引きしてたのに撮影できなかったケースなんかも存在します。

また、失敗と成功の中間くらいのケースとして、パンチラ写真が撮れることがあります。

何故か、三次元の。

……DMMのエッチなソシャゲには三次元のセクシー女優を使ったゲームも多々ありますが、万引きゲーは二次元ヒロインを犯すゲームです。

ここに至るまで別段三次元の要素なんてなかったというのに、突然監視カメラに三次元のパンチラ画像が映り込むという謎の展開。

一体何をどうすれば二次元美少女を犯しに来た(もしくは、イカレたコンビニを経営しに来た)奴に三次元パンチラ画像の需要があるという結論に至ったのかは分かりませんが、唐突に出て来るパンチラ画像を複数種類集めないとミッションがクリアできない等、そういうよく分からないがちょっと笑ってしまう謎の判断も万引きゲーの特徴と言えるでしょう。

 

また、撮影に成功したヒロインですが、来店しなくなってしまいます。

まあ、レイプされてしまったのだから、それも已む無しでしょう。

それでもガチャでダブったヒロインを重ねて合成することで再犯ゲージが溜まっていき、再犯ゲージがマックスになると再来店しまた万引きをしてくれるようになります。

要するにまた犯せるし次のイベントが見れるというわけなのですが、「頑張って再犯ゲージを溜めて、また万引きしてもらおう!」という旨の文章が乱舞するさまは、とてもコンビニ経営シミュレーションゲームとは思えぬ狂気を孕んでいて最高でしたね……

 普通再犯ってしてもらおう!とか言う機会なんてねーからな……

 

そんな冷静に考えるとツッコミどころ満載で狂気を孕んだ万引きゲーですが、本当はまだまだこんなもんじゃありません。

しかしあまりに狂気を孕みすぎていて、まとめて全部書き切るのが難しいんですよね……

狂気がエンターテイメントすぎて大好きなので、この続きである『ヒロインと主人公の相棒が全員頭おかしい編』は、来年の2周忌にでもやろうかと思います。

覚えていたら、また来年会いましょう!

 

※この万引きゲー絶賛記事は実際の犯罪行為を推奨するものではありません。 

※万引き、脅迫、レイプ、コンビニ経営中の釣りは絶対にしないようにしましょう。