Studio A.D.S.

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テクニカルすぎてきもい程の面白さ!ヒナまつり!

どうも、今回は一ヶ月空かずにお会いすることが出来ましたね。椎名ロビンです。
まあ、予定更新日から一週間は空いてるんですけどね……

 

今日は3月3日、雛祭り。
折角なので、ちゃんと雛祭りに因んで、今日はまともなレポをしたいと思います。
そういう冒頭で下書き保存してあったのに、気付けば3月11日なのですが、大丈夫です。超能力で何とかします。

超能力は凄いですからね。凄くなきゃ超能力じゃなくて凡能力ですからね。

超能力さえあれば今日は3月3日になるし、きっと毎日楽しく暮らせるでしょう。

 

そんなわけでレポートをするのは、こちらの漫画。

ヒナまつりでございます。

 

 

漫画読みの方々からは「紹介されなくてもとっくに知ってるわボケェ!」と言われ、
普段あまり漫画を読まない方からは「なにそれ、聞いたこともない」と言われそうな良策を地味に量産しているビームコミック。
その中でもここ近年特に面白いのが、このヒナまつりだと思っております。
きっとその内アニメにでもなってプチブームが起こるかもしれませんし、是非とも読んでみて頂きたい!

 

 
はい。そんなわけで、ヒナまつりの紹介記事です。
簡単なあらすじを置いておくと、『超能力少女とヤクザのコメディ』です。
これだけ聞くと割りとどこにでもありそうに思えるし、ほのぼの萌え系四コマにも思えますが、切れ味がそんな生っちょろいレベルではありません。

 

まず、ヤクザがちゃんとヤクザしてます。
そして、出て来る人間が、概ねロクデナシです。
それも、フィクション的な24時間完全無欠のカス野郎というわけではなく、ダメ人間な所があるけど楽しそうに生きていて良い所もいっぱいある愉快なカス野郎どもなのです。
1巻の飲み歩くシーンとか、「うたげじゃうたげじゃ、うたげじゃーい!」とか、駄目な大人が全力で人生謳歌している感じで楽しいんですよね。


基本的にギャグの流れで誰かが可哀想な目に合うこともあるんですが、結果として成功に繋がっていたり別の話で迷惑を掛け合ってお互い様だったりするので、ストレスも感じることなく理不尽なギャグも楽しめます。

ただ、絵や構図で視覚的にフフッと笑えるシーンが多く、文字にしても伝わりにくい面白さのシーンが山程存在するため、正直レポがしづらい漫画ではあるんですよね……

キャラクター紹介をしようにも、上手く魅的に紹介するのが難しいんですよ。

というのも、『こんな魅力的なキャラクターがギャグをやる!』というよりも、『キャラクター達がこんな面白い行動をとっている!』というタイプの作品なので、キャラに魅力がないわけじゃないんですが、キャラのデータを列挙するだけじゃ面白さが伝わらないんですよね。

いや、まあ、語学留学しようとしたら手違いで軍隊みたいな生活をさせられスラングと戦闘スキルを身につけて帰ってきた瞳ちゃんなんかは文字に起こしても面白いのですが、それらの展開は実際に見てその笑撃を食らってほしいと思うので、あまりネタバレを列挙するわけにもいかないという……

 

人間関係が変わったり性格が変わっていったりもするので、好みの巻は分かれるとは思うのですが、やはりまずは1巻を読んでみて欲しいです。

途中からでも読めますが、『超能力少女とヤクザのコメディ』の魅力がぎゅうっと詰まった一冊ですし、まずはこの独特の雰囲気を味わってほしいですから。

ヒナが新田を(物理的にも)振り回す王道のギャグから始まり、瞳ちゃんの万能具合の片鱗を感じ取れたり、一方で序盤の詩子さんの真人間でオトナのヒロインかよ具合に驚いたり、最新巻付近では人間性が高すぎて一人だけガチシリアスしてることが最早ちょっと笑えてくるアンズの思わせぶりな強敵っぽい時代など、後の面白展開に繋がる描写が序盤にぎゅっと詰まってますし、何度見返しても面白い。

ついつい1巻だけ読み返すつもりが全巻読んでしまってこんな時間だなんて、まさに時間を狂わせる超能力ですね!(何にも上手いことを言えていないが、勢いで誤魔化せると思っているのである)