【web漫画日和:となりのヤングジャンプ編】『明日ちゃんのセーラー服』を読む
早いもので、気が付くともう2月の中旬ですね。
もう春がそこまで来ているような気がします。多分。
春と言えば、入学シーズン!!
今日はそんな「入学」に因んだ作品を紹介します。
▲『明日ちゃんのセーラー服』
集英社運営のwebコミックサイト「となりのヤングジャンプ」で月に一回第一火曜に更新されている作品です。著者は、コミックアライブで『ゆめくり』を連載中の漫画家兼イラストレーター・博 氏。現在は「となりのヤングジャンプ」内にて第7回目の連載中。
↓↓↓あらすじ
舞台は、田舎の名門女子中学・私立蝋梅学園。
この学園のセーラー服を着ることが「夢」だった明日小路(あけびこみち)。
少女の「夢」の中学生ライフがついに始まる♪
広がる、緑豊かな田園風景。ゆっくり流れる青春時間。
田舎×中学生×セーラー服「友達100人出来るかな?」
俊英・博が、柔らかなタッチで贈る優しい学園物語…入学です♪♪
(となりのヤングジャンプ内より引用)
お分かりになっただろうか?この作品のテーマは田舎の中学生のセーラー服なのです。日本が世界に誇る究極の組み合わせ。ワビ・サビのキョーチ。
“世界よ、これが日本の中学生とセーラー服だ。”
■『明日ちゃんのセーラー服』、その魅力に迫る
まず、この作品の魅力を語るにあたって外せない要素として、「大胆なページ使い」と「圧倒的な情報量」を挙げます。
(第一話より)
ここからはじまり、終わりまで実に16pを使用しています。スーパースローカメラの映像を見せられているかのような、ブチ抜き1p×2p(見開き)での止め絵が連続16枚!! 圧巻です。多分、これが“匠の業”なんでしょうね。
↓↓↓著者・博氏HP
(第三話より)
主人公の明日ちゃんが髪を縛る「だけ」のシーンにすら、これだけの情報。ここに著者のこだわりを感じずにはいられません(後フェチも)他にも、とてつもない熱量を感じるシーンがあるのですが、そこはご自身の目で確かめていただければと思います。
■天使は、いつも我らのそばに……
▲明日ちゃんマジ天使すぎてつらい……
純粋・素直・家族想い・面倒見が良い・運動神経○・黒髪ロングetc……
どうですか?簡単に彼女のスペックをずらずらと並べてみましたが、
これはもう「2017年親権が欲しい女の子No,1」に決定ですよね。
■終わりに
さて、ここまでかなり歪んだ視点での紹介をして来ましたが、コンセプトに「田舎」ともあるように、本作中に流れる空気は博氏の柔らかな画風と相俟って「癒し」の一言。これからも、まったりと明日ちゃんの成長を見守って行きたい作品です。
駄犬