【ただのドルヲタ漫画ではない】『推しが武道館に行ってくれたら死ぬ』を読む
ガチンコ女ドルヲタの生き様を目に焼き付けよ!!
もうすっかり春ですね。
花粉のアレルギーを理由に会社休めませんかね?
ということで、今日紹介しますのはこの作品。
『推しが武道館に行ってくれたら死ぬ』
著者は平尾アウリ先生。連載誌は月刊コミックリュウ(徳間書店)です。
■『推しが武道館に行ってくれたら死ぬ』とは?
↓↓↓作品紹介
岡山県で活動するマイナー地下アイドル【ChamJam】の、内気で人見知りな人気最下位メンバー【舞菜】に人生すべてを捧げて応援する熱狂的ファンがいる。
収入は推しに貢ぐので、自分は高校時代の赤ジャージ。
愛しすぎてライブ中に鼻血ブーする……伝説の女【えりぴよ】さん!
舞菜が武道館のステージに立つ日まで…えりぴよの全身全霊傾けたドルヲタ活動は続くっ♥♥♥
(月刊コミックリュウHPより引用)
▲こんな紹介動画もあります
作品紹介にもある通り、岡山県のローカルアイドルである【Chamjam】のメンバー・舞菜と伝説的女ヲタ・えりぴよが物語の中心人物なのですが……なんといっても、えりぴよさんの全身全霊感がスゴイ。紙面を通して熱量がはっきりと伝わって来ます。「私はアイドルのために生きている」と言い切って、それを実践している人は世の中に何人いますか?そんな、一挙手一投足に「漢」を感じさせる女ヲタ・えりぴよさん。普通の人間なら収入を全てアイドルにつぎ込んで、持ってる服はジャージ一着なんて生き方できませんからね!!
因みに、実は私もドルヲタ界隈に一瞬いたことがありまして……当時推していたのは人気絶頂だったAKB48の派生グループ「DiVA」でした。初めていった握手会で、メンバーの顔を見るのが恥ずかしすぎて、ワンカップ大関を飲んで握手会に臨むという奇行に走ったのはいい思い出です。よいこはマネしちゃいけないぞ!お兄さんとの約束だ!
■平尾アウリ先生について
著者の平尾アウリ先生は、今回紹介しました『推しが武道館に行ってくれたら死ぬ』の他に、まんがらいふSTORIA(竹書房)にて『青春の光となんか』を連載中です。こちらは、私もまだ未読!! いけませんね、早く読まないとね!
最近は読み切りも描かれることが多い平尾アウリ先生ですが、単行本化されているタイトルも結構ありまして、そのどれもが秀逸。『4月1日』や『OとKのあいだ』、『夏空に、きみと見た夢』、『センセイと僕』。更には、『今日も渋谷のはしっこで』。そして、女性漫画同士の百合作品『まんがの作り方』に、3月23日発売予定の『わびさび』などなど……アウリ先生独特のテンポと雰囲気は本当に素敵。そこはかとなく漂う〝儚さ〟が何とも言えないんです。
■最後に
『推しが武道館に行ってくれたら死ぬ』は現在単行本が2巻まで発売中。重版も掛かり、宝島社の「このマンガがすごい!2017」でもオトコ編の12位にランクインしています。これからも目が離せない作品であることは間違いありませんね!!
↓↓↓今回紹介した作品
推しが武道館いってくれたら死ぬ(1) (RYU COMICS)
- 作者: 平尾アウリ
- 出版社/メーカー: 徳間書店(リュウ・コミックス)
- 発売日: 2016/02/29
- メディア: Kindle版
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推しが武道館いってくれたら死ぬ(2)【電子限定特典ペーパー付き】 (RYU COMICS)
- 作者: 平尾アウリ
- 出版社/メーカー: 徳間書店(リュウ・コミックス)
- 発売日: 2016/09/13
- メディア: Kindle版
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まんがの作り方 コミック 全8巻完結セット (リュウコミックス)
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