【特集企画!!】絶対に読んで欲しい『ケモノ』作品を集めてみました

■前フリとして

突然ですが、私は一世を風靡している『けものフレンズ』は未読＆未視聴です。セピアです。しかし、けものフレンズ以外にも『ケモノ』を扱った作品はまだまだ面白いモノが沢山あるんです。そもそも、『ケモノ』の定義はどこまでなのか？という問題もありますが……一応、私の認識ですと、

「一般的に自然界に存在する動物が擬人化、もしくはそれに近いデフォルメをされていて、なおかつ物語の主人公、あるいは主人公に近い立場にある」

作品だと認識。ここで言っている“一般的に自然界に存在する”というのがある意味ミソですね。これが“一般的に自然界に存在しない生物”になると『人外』なのかな？と思ってます。

ハドソンから発売されていた格闘ゲーム『ブラッディーロア』や、先日アニメ化が発表された作品『キリングバイツ』(原作:村田真哉/作画:隅田かずあさ/月刊ヒーローズ)なども、ある意味ケモノ作品だとは思うんですが、見てくれもかなり人間に近いので、また少しニュアンスが違うような気がするんですよね……。

いや、本当に微妙なニュアンスなんです……『ブラッディーロア』なんかは、人間が「獣化」することで「動物」になりますし、『キリングバイツ』は「半獣半人」的な感じなのでジャッジが難しいんです!!　だれかおしえて!!

――『ケモノ』。

ごちゃごちゃ言ってますが。古くから愛されて来たジャンルの一つではありますよね。『みどりのマキバオー』(つの丸著/週刊少年ジャンプ)や『銀河-流れ星銀-』(高橋よしひろ著/週刊少年ジャンプ)。マンガの神様こと、手塚治虫先生の『ジャングル大帝』などなど……歴史と伝統ある、由緒正しきジャンルなワケですね。だからこそ!!　今、読んでおきたい『ケモノ』作品をご紹介したいと思い立ったのです。では早速行って見ましょう。

■それでは本番

１.『お嬢と七匹の犬』

著者は大阪在住の漫画家、岩飛猫先生。連載誌は、先日ご紹介させて頂いた『嫌がってるキミが好き』も連載中のweb漫画サイト、COMICリュエル(実業之日本社)です。

↓↓↓作品紹介

「私の犬になりなさい」
ヤクザの娘のボディガードは全員、獣人――。

路上で行き倒れていた犬獣人・武蔵は、お嬢様風の美少女・大和に拾われる。
しかし大和の正体はヤクザの娘だった……。ドＳな「お嬢」に調教される七匹の「犬」たち。これが人外×少女の新機軸！
(ＣＯＭＩＣリュエルより引用）

リュエルは尖った題材の漫画が多い印象です。作品紹介には「獣人」やら「人外」やら、単語が氾濫してますが、私はこの作品は間違いなく「ケモノ」作品だと思っております。人間と犬の関係性や違いが上手く作品に取り入れられており、ある意味生々しい作品であります。主要な登場人物の名前が、旧日本海軍所属の戦艦の名称を冠している所も見所の一つ。現在は、50ページの描き下ろしを含む単行本１巻が発売中。

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