Studio A.D.S.

おススメのマンガや好きなバンド、美味しいものから役立ちそうなことまで発信していきます。

池袋西口にある蛤専門居酒屋『びーはま』でハマグリに溺れる

皆さんは、「ハマグリ」お好きですか?

■長い長い前フリ、いっきま~す!!

私はハマグリが大好きです。というのも、私がまだぴっちぴちのナウでヤングだった時代……スったもんだあって大学の寮から逃亡を図った私は、高校時代の後輩が住む千葉に3か月ほどいたことがありました。場所は、房総半島の先端部分も先端部分。しかも、山の上と来ておりました。コンビニまで2キロという(!)現代日本において、驚くべき秘境……。ちゃんと探せば、木曜スペシャルの収録をやっていた可能性すらありますね。

その時、居候していた後輩の家で食べた「ハマグリの酒蒸し」が死ぬほど美味かったんです。もちろん房総半島の先っちょなので、山を下ればすぐ漁港。そのハマグリは、そこで後輩が買ってきてくれたものでした。大きさは、アンドロイドのスマートホン位あったでしょうか?二つ並んで入っているだけで、透明なプラスチックのパックがギッチギチだったのを覚えています。

それをフライパンに二つ並べ、後輩の家にあった熊本の米焼酎『白岳』を適量投入。火を付け、フタをして待つこと数分。カツン!と勢いよく何かが内側からフタを叩く音。期待に胸を躍らせながらフタを開くと、そこにはピッチリと殻を閉じていたハマグリが、まるで我々を迎え入れてくれたかのようにパックリと貝殻を開き、薄い肌色をした妖艶なその姿を惜しげもなく晒しているではありませんか。

高まる期待を理性で押さえつけ、喉を鳴らして生唾を飲み込み、その薄肌色の柔肉の上にバターを一切れ大胆に乗せます。そして、間髪入れずに熊本の醤油を投入。立ち上るなんとも食欲をそそる香り。溶けたバターの甘い匂いと、醤油の香ばしい香りが前頭葉にクリーンヒット。食欲をそそる匂いのホワイトファングは、目にも止まらぬ上下の高速殺人コンビネーションブロー。

震える手で、ハマグリの柔肉を箸でつまみ上げ。恐る恐る口に入れると、彼女がそれま
で隠していた磯の香りが鼻腔から脳天をブチ抜きに掛かかってきます。キレイな薔薇に
はトゲがある……この時、私は改めて思い知ることになったのです。遠のきそうになる
意識を何とか繋ぎ止めたまま、ゆっくりと歯を立てて行きます。するとどうでしょうか、弾けるように広がる「ハマグリ」本来の旨味が山梨県は富士の麓にある忍野八海のように湧き出てくるではありませんか。と、残念ですがそこからの記憶はありません……。

……

………

…………あるわ!流石に気絶してはないわ!!

 

と、長い長い前フリでしたが。とにかく、私はそこからハマグリの魅力に心を奪われてしまったワケです。あー、ダンスタッYODARE。――そして、先日のこと。都内で遂に私のユートピアを見つけてしまいました!!

今日紹介しますのは、池袋駅西口より徒歩5分の所にある『びーはま』さんです(テンション上がりすぎてお店の写真を忘れる醜態)

このお店と出会ったのは実は全くの偶然でして。『百合店2017』に行き、心が満たされ
た所で、まだ身体が満たされていないねェ……と気が付いてしまった私は、同日に池袋
に来ていたという某氏に連絡を取り夕飯をご一緒することに。

しかし、当初決めていたお店に着いてみると人で一杯。すぐに入れると勘チGUY、まさかの人出は予想GUY?と一瞬で韻を踏んでいると、店員さんから着席までの想定時間は約1時間だと告げられます……「それでは遅すぎる!! 我の内なるもう一人の人格を抑えきれない!!」と、別のお店を探すことに。

▲この後だったんです

■そして、出会いは突然に……

あっちへふらふらこっちへふらふら「ふんふんふふ~ん♪」と、どこかで聞き覚えのある歌を口ずさみながら、アングラ感が半端ない池袋の西側を歩いていると、そのお店は突如として我々の前に姿を現したのです。店舗自体は2階にあるため、階段を上がるとカウンターとテーブル席が3つという居心地の良さげな内装。カウンターに案内された我々は、まず店員のお姉さんから衝撃の一言を聞かされることになります。

「当店、ハマグリ食べ放題のシステムはご存知ですか?」

――お主、今なんと申された?

そうなんです。この『びーはま』さんは、端的に言って「ハマグリを無限に食べることができるお店」つまり『無限の蛤製-Unlimited HAMAGURI Works-』なのです。参りました。システムはというと「1個¥130のハマグリ数個のセットが“ストップ”と言うまで出てくる」んです(厳密には食べ放題ではありません)それを聞いた私は、

おいおいおい、今日東日本のハマグリ絶滅するわ(笑)と大歓喜。この『びーはま』さんのハマグリは、ただのハマグリじゃないんです。異なる味付けをされたハマグリたちがローテーションで運ばれてくる!! これには2度びっくり。今日味わった味付けは「素のハマグリ」から始まり「海苔」「ブラックペッパー」「バター醤油」「かぼす」の5種類。これが“無限”に運ばれてきました。

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▲こちらは「海苔」が添えられたハマグリ

しかも『びーはま』さんのウリはそれだけではありません。マスター一押しの『ベイビーバックリブ』も絶品。甘辛い味付けのされた豚のスペアリブはこんがりと焼かれ、これがまたビールとめちゃめちゃ合う。出会うべくして出会った二人とはこのことでしょうね。掲載している写真は、ノーマルサイズの『ベイビーバックリブ』ですが、その倍はあろうかという大きさの『ジャンボさん』(¥980)というスペアリブもあります。(こちらもテンションの問題で写真忘れました)フォークとナイフで適当な大きさに切り分けたら、豪快にかぶり付け!! 本能で喰え!!

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▲外見から食欲を刺激する『ベイビーバックリブ』¥480

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▲オーダーしたドリンク『ヒューガルテン ロゼ』

お酒の種類も豊富で、各地の地酒や外国銘柄のビール。ワインやウイスキーなど取り揃えも十分。料理ヨシ、お酒ヨシ、隠れ家的な雰囲気ヨシ、気さくなマスターヨシと4拍子揃ったお店・池袋西口『びーはま』さん。是非一度、足を運ばれてはいかがでしょうか?

 

肥後ばいそん

 

↓↓↓今日紹介したお店

『びーはま』
住所:東京都豊島区池袋2-1-3 大福ビル 2F-B
電話番号:03-3989-0778
営業時間:日・月 18:00~0:00(L.O23:00)
     火~土 18:00~5:00(L.O 3:00)
定休日:毎月変わりますので、びーはまトピックスをご覧下さい!
カード:可 (VISA、MASTER)
貸切:可 (8名~14名)

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