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【蕎麦界の二郎!?】人形町『堀留屋』で蕎麦を喰らう

突然ですが、皆さんはラーメン二郎という“食べ物”をご存知でしょうか?
讃岐うどんのような太い特製の麺に、マッターホルンのように盛られたヤサイ。カネシ醤油に背油が浮いたパンチのあるスープ。これは本当に食べ物なのか!? というインパクトのある写真は、誰しも一度は見たことがあると思います。

それがね、蕎麦界にもいたんですよ「二郎」が。

今日紹介しますお店は、東京都中央区日本橋に居を構える蕎麦屋『堀留屋』さん。
場所が少し分かりづらく、探すのに一瞬手間取りましたがどうにか到着。入店すると、もう2時を回っていたため先客はゼロ。集中してガッツくことが出来る最高の環境です。カウンターしかない店内で、陣取ったのは茹で釜の目の前。メニューは壁に掲示してあり、以下の通り。

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▲なるほど、分かりやすい。

皆さんもうお気づきだと思うんですが、麺の量は値段に比例して段階ごとにランクアップして行く方式。その中で一際目を惹く〝800g〟の文字。蕎麦で800g!! いや、流石に頼めませんでした……確実に残す未来が見えたんですよ……。なので、私がオーダーしたのはコチラ。

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『肉南蛮蕎麦400g』¥900+『味しみ玉子』¥100

400gでもこのボリューム感。何かと比較できるような撮り方をすべきだったんですが、この時の私は内心「マジかよ……」とテンパっていたのでそれどころではありませんでした。だって、厚めに切られた豚バラとたっぷりのネギに、更に付け合わせのネギ。確実に600g以上はあるはずなんです。蕎麦を食べるために具材を掘ったのは、この『堀留屋』さんが初めてでした。これは本当に蕎麦か?

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▲つるっつるの麺とボリューミーな具材

いや、蕎麦です。ごめんなさい。この堀留屋さん、蕎麦専門店だけあって味は間違いないのです。つるつると喉を滑り落ちていくコシがある麺と、関東風ながらただ醤油辛いだけではなくカツオの効いたダシ。そして、紅茶のダージリンで煮込んでダシで味付けをしたという豚バラ肉。更にはクタクタになって味の染み込んだネギと、シャキシャキの刻みネギ。最後に、2つに割ってダシをクグらせて頬張れば、ジンワリとまろやかな風味を広げる味玉……んー、んまい。

気が付けば、あっという間に完食しておりました。カウンターの下に置かれた漫画が『ああ、播磨灘』だったのも好印象。店内に置いてあったテレビがいつの間にか『相棒』から春場所へチャンネルを回されていたので、店主は相撲好きなのかしら?

というわけで、蕎麦でお腹一杯になりたい方に是非オススメしたい『堀留屋』さん。この蕎麦界の二郎……ではなく、蕎麦界の「横綱」に足を運んでみては如何でしょうか?

 

肥後ばいそん

↓↓↓今日紹介したお店

『堀留屋』
住所:東京都中央区日本橋堀留町1-6-10
営業時間:月-金 11:30~20:30/土11:30~17:00
(祭日も営業)
定休:日曜日
席数:11席