【かのジジイは背中で語りし】『アンタッチャブル』を読む
おはこんばんちは。肥後です。
昨日一昨日に掛けて、ウチのSHOWロンポウくんを引き連れ大阪に行って参りました。目的は勿論、アスカ氏とロビン氏に会うためです。
全員フルに顔面出しで企画動画を撮影して来ましたよ!現在、アスカ氏が命を擦り減らして編集中だと思いますので、暫しお待ちください。
さて、今日紹介しますのはこの作品。
『アンタッチャブル』
↓↓↓作品概要
ハードボイルド×要介護ギャグ漫画の新たな挑戦が始まる!!
『右曲がりのダンディー』で一世を風靡した末松正博の新連載!! ダンディズム溢れるジジイのハードボイルドギャグ炸裂!!
(ビッグコミックスペリール公式より引用)
連載誌は、毎週金曜に発売されているビックコミックスピリッツ(小学館)で、著者は末松正博先生。
■どこにアンタッチャブル?
英語でいうところの触れることができないもの、触れてはいけないものという意味を持つ単語である。では、一体何に触れてはいけないのだろうか?それは、内容から読み解くことが出来た。作品タイトルは決して某お笑いコンビや、アメリカのギャング・アルカポネを描いたドラマから取られたものではないことを最初に言っておこう。
主人公・J(ジェイ)は第一話冒頭でこう語っている。
オレの名は…
いや、コードネームは〝J〟。
78歳、世界で最高齢の特殊潜入捜査官だ――
そう、彼は78歳でありながらエージェントなのだ。
まぁ、年齢には触れないでおこう。
そして、彼の奥さん・聖子はJの50歳年下。ある意味、この作品のキモとなる人物だ。何故ならば、この『アンタッチャブル』は、ハードボイルドな作風を被った巧妙な高齢者介護コメディだからである。
だが、オビの売り文句である「これがジジイのダンディズムだ!」に嘘はない。エージェント・Jはパジャマの着替えを手伝って貰う時も、オムツを履いている時も、小のキレが悪い時ですらダンディなのだ。
ダンディに、年齢なんてものは関係ない。そこに触れることこそ野暮だぜボーヤ。
Jは作中全編を通して〝ダンディズムとはなんたるか〟を背中で語ってくれる。コメディでありながらいぶし銀。
私も70位になって20代の嫁を捕まえたいものである(曲解)
昨今、こういった雰囲気のおじさんが活躍する作品は少なくなったような気がする。今だと、小学館裏サンデーコミックス『銀狼ブラッドボーン』がそうだろうか?このブログでも紹介した『恋は雨上がりのように』『花部長(52)と心乃ちゃん(17)』も、おじさんが活躍する作品だが、雰囲気は真逆だろう。
雰囲気が一味違う、ダンディな作品『アンタッチャブル』読んでみたらどうだい?
全編にわたり、イケボでお送りました!
肥後ばいそん