Studio A.D.S.

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懐かしのアニソン、思い出してみませんか?

皆さんの青春は、どんな要素で形作られているだろうか?
いや、青春と限定してしまってはもったいない。それは、ある意味〝人格〟と言い換えてしまってもいいかも知れない。

幼い頃、友人と蝉取りをした思い出……あるいは両親に手を引かれ、遊園地に行った経験かもしれない。もしくは、鼻水をたらしながらテレビの前で『天才テレビくん』を見ていた記憶というのもあり得る。

え?そんな放送知らない?生まれていなかっただって?冗談はやめなさい。

さて、今日は私の人生を彩り続けてきた【アニソン】について語ろうと思う。共感していただける人が、数人でもいれば幸いだ。

■『アリスSOS』より【S.O.S】

作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 都倉俊一 / 編曲 - 神尾憲一 / 歌 - くまいもとこ津久井教生池澤春菜豊口めぐみ

やはり、この作品は外せない。上でも名前が出た『天才テレビくん』(NHK)枠内で放送されていた番組だが、当時の私はこれを毎週楽しみにしていた。もちろん鼻水ををたらしながら、だ。

曲名から分かるとおり、かのピンクレディーの名曲『S.O.S』を出演キャストがカバーしたものだが、現在でも評価の高いOPアニメーションも相まってスタイリッシュかつポップなOPになっている。

少し調べてみると、このOP演出の橋本カツヨとは『時を掛ける少女』『サマーウォーズ』等で名を馳せる細田守の変名であることが分かった。なるほど、納得である。ちなみに、この『アリスSOS』は声優・豊口めぐみのデビュー作でもある。

■『あずきちゃん』【素敵な君】

素敵な君

素敵な君

作詞:阿久延博 作曲:三木拓次 編曲:RAZZ MA TAZZ & 今井裕 歌:RAZZ MA TAZZ

この作品も、私の幼少期の人格形成に一役買った偉大な作品だ。私以外にもそういう人は多いのではないかと思う。少年少女の恋を描いたこの作品は、当時の私には少々難しい内容だったが、それでも毎週テレビに齧りついていた。祖父とのチャンネルの奪い合いが懐かしい。

あずきちゃん』自体は、放送から20年弱経過しているが、未だに同人誌の即売会が開かれるほどのファンがいる。やはり、名作は多くの人の記憶に残ってこその名作なのだろう。

あずきちゃん | NHKアニメワールド

 ■『飛べ!イサミ』【ハートを磨くっきゃない

 作詞 - 芹沢類、作曲 - 芹澤廣明、編曲 - 白井良明、歌 - TOKIO

やはり、どうしてもNHK枠に偏りがちなのは許してほしい所だが……やはり、この『飛べ!イサミ』も楽しみな作品だった。新選組の子孫たちが先祖の遺したアイテムで悪い組織と闘うというストーリーのアニメだったが〝新選組〟というワードは分からずともアクションシーンはやはり手に汗握るものがあり、チャンバラの真似事をしては両親に叱られていた記憶がよみがえる。

それに、主題歌である【ハートを磨くっきゃない】を唄うのは、文字通り今を時めくアイドル集団・TOKIOだ。今でこそ、学術的に重要な生物を発見したりと、アイドルらしからぬ活躍をしているが……この時はちゃんとアイドルをやっていたのである(トテモ・シツレイ)

■『どっきりドクター』【ねない ねない ねない】

作詞・作曲 - 牧野元、山川ノリオ / 歌 - ザ・カスタネッツ

この『どっきりドクター』だが、ほとんど私の周りでは懐かしさの共感を得られない。何故なのかは分からないが、とにかく共感を得られないのだ。

81~82年に週刊少年サンデーで連載されていた作品を98年にアニメ化した作品で、主人公の錦小路はるかが作るヘンテコな発明が巻き起こすドタバタコメディー……という内容なのだが、これがまた面白かったのである。少年の心をくすぐる、ちょっとドキドキさせるようなシーンも少なからずあったような気がするので、それが原因で親から見ることを禁止されていた人が多いのかも知れない。

第一話のサブタイトルが「美人看護婦でドッキリ!!」なのだから、きっとそうなのだろう。主題歌の【ねない ねない ねない】は、幼心に「この人、眠くないのかな?」と、我ながらマヌケな感想を抱いたものだったが、今聞くとその深みが分かる歌詞だ。

■『ふたつのスピカ』【Venus Say...】

作詞 - 新藤晴一 / 作曲・編曲 - 本間昭光 / 歌 - Buzy

さて、少しだけ年代が進む。宇宙飛行士を目指す5人の少年少女の成長を描いた作品『ふたつのスピカ』だ。アニメの放送は2003年。主題歌の【Venus Say...】はカップリングの【鯨】と同じストーリーを異なる視点で歌うという、珍しい楽曲なのだ。ニコニコ動画等では人気が高い曲らしい(ニコ動を見る文化が未だにない)

この曲を歌った〝Buzy〟は関西出身の6人組。現在は解散してしまっているが、数名はなんらかの形で音楽業界で活躍されているようだ。

さて、ここまで5曲紹介させて頂いた訳だが、いかがだっただろうか。まだまだ、この年代の先も紹介したいアニソンがごろごろしているので、またの機会に語る場を設けることが出来れば……と思う。

歳は取りたくないね!!!

 

肥後ばいそん