【web漫画日和】『15で少女は、あれになる』を読む
皆さん、こんにちはこんばんは。
駄犬です。
ここ数日「あれ?氷河期かな?」という位寒い日が続いてますね。社会人だって冬眠する権利くらいありますよね!?
さて、今日はイースト・プレスが運営するwebメディアMatogrossoにて連載中のweb漫画、『15で少女は、あれになる』を紹介していきます。
■『15で少女は、あれになる』とは?
タイトルから読者置いてけぼりのこの漫画。日本の漫画家、江本晴先生の作品であります。先生のブログによれば、同人誌で描いていたものが元で連載に至ったそうです。最近はこのケース、増えている気がしますね。媒体が増えて、様々な作品が色んな人の目に留まる環境になったからなのでしょうね。
出版不況、とは言われてますが。それは、「従来型のビジネス」が一つの終焉を迎えようとしているだけであって。そもそも出版を印刷物を発行して販売するものだと捉えるかのではなく、「様々な表現者が、様々な形で表現を多彩に、且つグローバルに行うこと」と捉えれば、これ以上に「出版」が活況な時代はないのではないでしょうか?
そんな、グローバルな時代で連載に至ったのが、この作品なのです。
■15で少女は、なんになる?
この作品世界の中では、人をモーニングかランチかディナーかは分かりませんが、捕食する地球外生命体が生息しています。しかも、女性ばっかり食べるんですよ。それに対抗するために、国が対抗策としたのが「地球外生命体を改良し、15歳になった女性の身体に移植して自ら戦って貰う」という自分の身は自分で守れ作戦。
ヤシオリ作戦も真っ青なこの作戦。世論は賛否両論ですが、効果は絶大。そして、華麗なるタイトル回収。江本先生、恐れ入りました……
■色んな少女の成長と葛藤
そんな、少しだけSFチックな設定がなされているこの作品ですが。いい意味でその設定は「それだけ」なんです。緑色したジェダイマスターも出てきませんし、オンボロのデロリアンでタイムスリップしたりもしない。
15歳の少女たちのありふれた日常と生活の中に当たり前のように地球外生命体がいて、身体には移植された地球外生命体がいる。
我々には異常に思える世界でも、彼女たちには当たり前になってしまった世界の話なんです。そんな「普通の」少女たちの成長と葛藤を描いた『15で少女は、あれになる』おススメです。
さて、この作品ですが単行本1巻が2/17日に発売されます。それに伴い、マトグロッソにて『15で少女は、あれになる。』単行本発売記念 著者インタビュー | Matogrossoも掲載中。そちらも併せて読んでみては如何でしょうか?
駄犬